なぜ浅野ヨシオは女性を応援するのか?
浅野がなぜ女性を応援しているのかについてお話しますね。
私の生い立ちにからんでいます。
浅野は創業から50年以上続く設備機器メーカー創業者の次男として生まれました。
父は家庭でも仕事でも絶対的な存在。何をするにも許可が必要。父の許可なく物事を始めることはできません。
中学生の頃はどの高校に進学するかや、大学に進学したときは履修する第2外国語にも指示が出ました。
奴隷のような生活
父の経営する会社に入社すると、待っていたのは奴隷のような生活です。仕事もプライベートもありません。
意見を言おうとすれば「言われたことをすればいい。イヤならここを出ていけ!」という叱咤が飛びます。そんな経済制裁を常にチラつかされておりました。そんなことを言われても飛び出せずずっと奥歯を噛みしめる自分がいたのです。
好きなこと、やりたいこともわからない
常に自分の言いたいことを飲み込み、父に言われたことをやっていると、次第に自分が何をしたいのか、どう考えているのかわからなくなってきた。
仕事は男ばかりの業界。昔の言葉で言えば「3K(きつい・汚い・危険)」と言われるような業界の方に販売するお仕事です。
もともと機械や設備に興味はありませんし、荒っぽい人も多く好きではない仕事でした。
しかし家業の仕事。兄も弟も我慢して働いている。自分だけが好き嫌いで仕事をするものではないと思い自分を押し殺して26年間頑張り抜きました。
商品の開発やマーケティングは全て私が行い役員の一人となったのです。
自分の強みに気づく瞬間
「浅野さんが書くメールはおもしろい。忙しくても届くとつい読んじゃうんだよね」
その一言が私の運命を変えてしまうことになります。
ひょんなことで出会った、あるベストセラー作家の方が、後々浅野の本を手掛けることになる編集長さんに伝えた言葉なんです。
そこでその編集長さんからの提案で、人を動かすメールノウハウの本を出版するチャンスが訪れた。
私は対面では自分をうまく表現できなかったので、メールで気持ちを伝えていただけのこと。
そんなことを本にしてよいのか迷いましたけれど・・・。
たったひとつの強みで人生が変わる
2009年、その書籍がアマゾンでこの年2番目に売れたベストセラーとなりました。(※新書部門です)
講演や取材のオファーを続々といただくようになり、いきなり「先生」と呼ばれる立場になりびっくり。
そのとき思ったことは、強みが見つかれば人生が変わるということ。
自分では価値があるのか、ないのかわからないことでも必要とされることであれば強みになるんですね。
アマゾンの画面。この年2番目に売れた新書になってしまった「強みを見つける」講師の仕事
出版することが決まった頃、私の本をプロデュースした会社が著者になりたい人や経営者向けの講座を始めました。
本を出版するにはオンリー1、ナンバー1であることを示すプロフィールが必要。
私の仕事は、その人にしかできない強みを見つけて活字で表現する仕事。今でいうブランディングというものです。
「プロフィール講師」という肩書になりました。
受講生の70%が女性!
実際に講座が始まってみると、浅野のクラスにお申し込みがあったのはなんと70%弱が女性。OLや主婦の方も続々と集まってきたのです。
出版がしたいと言うより「強みを見つけたい」という人が多かったですね。
私の講師としての特長は、受講生の人生史を根深くヒアリングするところにありました。
そんな強みが育まれたには理由があります。
私は子供の頃から父より5~10時間続く説教をひたすら聞く機会が多かった。
その経験が役立ち、本題からそれまくる女性から話を聞き続けるのが得意でした(笑)
どうしても受講生の強みがわからないときは、職場まで伺うこともありましたね。沖縄にも行きましたよ。
その交通費だけで4ヶ月分の講座報酬が吹っ飛ぶ。
でもお金以上のやりがいを私はこの仕事に感じていたのです。
次第に「浅野先生はしっかり自分を見つめてくれる」と話題になり、口コミで女性の受講生が集まるようになりました。
気づけば「女性なら浅野さんだね」というイメージが定着。
講座の主催本部に女性から問い合わせがあると「浅野さんがおすすめ」と言ってくださる機会も多くなったのです。
女性たちが男性をひっくり返す快感
その講座は各講師のもとで学ぶ受講生達が一同に集まり最後に卒業プレゼンテーションを行うものでした。
9期開催されましたが、そのうちの4期は私のクラスから最優秀賞の受賞者が生まれています。
以下のような女性たち。
・転職を考えていた25歳の会社員。
・リストラ経験を持つ主婦。
・元・中四国地区最大のレディース暴走族総長。
・リストラ経験を持つ主婦。
・ひとり起業しているコンサルタント。
そんな女性たちが最優秀賞を受賞しています。他のクラスには出版を狙う社会的実績がゴロゴロある男性がたくさんいます。のちのち10万部以上のベストセラー本を出版している人も多い。
一方、私のクラスにそんな実績がある方は集まりません。
なのになぜと思いますよね。
それには理由があります。
本当に価値ある実績や強みというのは、学歴・職歴・資格など可視化しやすいものだけではないからです。
私はその人の奥底にある本当の強みを引き出すのが得意でした。受講生の人生史を入念に深堀りしなければ発見出来ません。受講生たちは人生を賭けてやってくる。その心意気に報いたいと必死でした。
今、振り返ってみると私のクラスの卒業生は19人が出版しています(2019年現在)。もちろん私の力ではありません。彼らの卒業後の努力のみです。謙遜して言っているわけではなく事実です。
一つだけ言えることは、彼らは決してすごい才能に恵まれているような人たちじゃなかった。自分の強みも弱みも受け入れ、強みを愚直に磨き続けた人たちです。
女性の強みを見つける専門家の誕生
2011年。主催者の都合で、プロフィール講座は終了となりました。
そのタイミングで浅野は「魂の女性成長支援・浅野塾」を起ち上げたのです。
これまで9年。コツコツ開催を重ねました。青森から沖縄在住の女性が口コミで集まり、信用を積み重ね、日本経済新聞や日経ウーマンなどでも取り上げられるようになりました。
私がなぜここまで女性の応援に爆発的な力が出るのか。
それは私自身、絶対的な力を持つ父のもとでじっと自分を押し殺して生きていたことに由来します。 社会的な権威を持っている男性社会において、女性はぐっと言いたいことをこらえ、自分の爪(能力)を隠している。
仕事をがんばる女性たちは、自分らしさを見失い、無感情で働くロボットのように見えたんです。
まるで父のもとで働いていた私のように・・・。そんな方たちを放っておけませんでした。
浅野塾を通じてすべきこと
講座を少人数制にして取り囲むように講義をするのは一人ひとりをじっくり見たいからです。
アドバンスコースが始まれば私は24時間体制で受講生のことを考える日々が続きます。夜中に受講生とメールのやりとりをすることも数え切れないくらいある。妻も「よくそんなこと出来るわね」と呆れかえっていますよ。それでもやります。
がんばりたいけれど何をがんばったらいいかわからない。自分の強みがわからずにあと一歩踏み出せない。そんな女性たちを救いたいという思いがあります。
自分の力を出し切っていない女性たちが、自分の強みに気づき、その強みを活かして働けば日本は豊かになると考えています。
小さな自分の卒業から、強みを活かせる新しい仕事の発見まで。具体的に学べる講座
年収1200万円の給与だった女性も参加しました。身をすり減らす仕事の先に幸せはないと気づいた人です。
いきいきとブレずにやりたい仕事に集中する。さらに働きながらも生活の質がグッと高まる方法もわかりやすく説明してます。
女性だからこそのこれまでにない仕事感覚と、生活の幸福度を上げる日本初のプログラムを作りました。
心の足かせを外し、自分の強みを活かして働く自分づくりを学ぶことができる講座です。これからもひとりでも必要としてくれる方がいれば地道にやっていきたいと思っています。
以上、浅野が女性を応援する理由です。長い話にお付き合いいただきありがとうございます。