vol.03 「いい子症候群」からの卒業
魂の女性成長支援・浅野塾 の 浅野ヨシオです。
気になる記事を見つけました。
「心理学者が指摘する “いい子症候群” たちの未来――自主性のない子どもの特徴5つ」 という記事です。
どこへ連れて行っても「いい子ですね」と褒められ、親を困らせるようなことをしない。
そんないい子のいくつかの問題点を指摘したものでした。
その特徴とは一体どのようなものなのなのかを抜粋しますと、
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■言動が受け身
■自己主張が苦手
■感情表現が乏しい
■親の指示がないと不安になる
■小さな決断も自分ではできない
つまり「いい子症候群」とは、 「大人の顔色をうかがい、先回りして親の期待に応えようとする自主性のない状態」であるといえます。
問題は、期待されている「答え」(=正しい言動)を先取りするうちに、 それが自分の意思であるかのように錯覚してしまうこと。 (参照記事:https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_KodomoManabiLabo_45059/)
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いい子症候群、、、って言葉。
ちょっと身につまされてしまいましたよ。
私も父親の顔色ばかりを見て生きてきたので ぴったりでした。
ほんと父親が言っていることが自分の意思だと 完全に錯覚していたので。
こういうのを研究している 人もいるのですね。
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好きなことをガンガンできるようになったAさん
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浅野塾の受講生にも、 いい子症候群の気配のある受講生が けっこういました。
自分のやりたいことがわからない、 情熱を持ってできることが見つからないという ことを口々に言います。
この記事に出てくるような親に 育てられた人ばかりでもないんですけどね。
両親が共働きで子供のころに寂しい思いをしていたとか、 長女なのでしっかりしなきゃと思っていたとか、 器用でそこそこ何でもできていい子を抜け出すことはアリ得なかったみたいな人とか それぞれ事情は違っていたりもします。
少なからず女性は男性に比べて いい子であることを強いられる 風潮があるようにも思います。
「女性らしくしなさい!」 「女性なんだから○○するのは当たり前だよね」 みたいな暗黙知なこと多いですものね。
アドバンスコース卒業生Aさん。
まさにいい子症候群の女性でした。
しかしながら 「心の底から本当にやりたいと思ったことがない」 と言うんですよ。
ところがAさんは卒業後にガンガンやりたい仕事を 見つけ出してキャリアアップを続け、 来年の2月には起業するため退職することになりました。
Aさんに電話でなぜそこまで変わることができた のかあらためて聞いたところ、 思わぬ返事が返ってきました。
「たぶん私は昔から普通の人以上にやりたいことはあったと思うんです」
と言うんですよ。
よくよく話を聞いてみると、 Aさんは興味・関心ごとが普通の人とちょっと変わった人でした。
しかしそれを選んでしまうと周りから「何それ?おかしくない?」 と言われてしまう恐れがある。
器用だったAさん自分の興味関心の強いものより、 他人の評価の上がりそうなことを 選んでやってきたと言うのです(無意識にですが)。
次第に自分の興味関心ごとすらわからなくなってしまったわけです。
Aさんは子供の頃から器用だったこともあり、 自分が意図していたように他人からの評価は良い。
でも大人になるにつれてモヤモヤが強まり 浅野塾にきたという流れでした。
浅野塾で自分のことを じっくり4ヶ月間見つめ直したことと、 もうひとつAさんがやったことがある。
それは「自分の年齢を考えた」というのです。
このまま歳をとると体が動かなくなり否応なしに 「いい子」でいられなくなる日がくる。
そのときに後悔しないのか と考えるようになったそうです。
そこで彼女はこれからの人生は 他人の価値観の中で生きることはやめて、 自分の心のおもむくほうに生きようと考えた。
これがターニングポイントになって、 やりたことがじゃんじゃん 思い浮かぶようになり動き出せた というのです。
自分をおさえつけていた 他人の価値観というクサリを 解き放ったのでしょうね。
Aさんを見ていて思うのですが、 自分の強みや実績を棚卸しし、 それを知ることの大切さを実感します。
このとき自分を客観的に見る力が 身につくからです。
自分を客観的に見ることが できるようになると、 ありのままの自分であったとしても 自分の存在価値そのものが落ちることなんて ないんだということに気づけますからね。
自分らしく生きるとは、 他人の価値観の中で 生きることからの卒業を 意味するのではないでしょうか。
ではまた!